表紙
英語タイトル
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日本語タイトル
時間がなくても、お金がなくても、英語が苦手でも、論文を書く技法
発行年
2016年最新版発行
著者
要約
とにかく時間がない! 研究テーマもみつからない.そんな臨床医のあなたでも,必ずテーマをみつけられ,acceptされる論文が効率的に書けるノウハウを,自身も超多忙な現役病棟医長が伝授.必要なのは「ビジネス思考」「English Writing」「クラウド」そして「学会発表前に論文を作成してしまうこと」.なにそれ? というあなたこそ,是非ご一読あれ
ページ数
152ページ
本の言語
日本語
ターゲット層
学生(医学)
教授
原稿の種類
アブストラクト
ジャーナル論文
学術分野
医学英語
出版社
2016年4月に発売された新しい書籍。タイトルが全てを物語っていますね(笑)。時間もお金も書けずに臨床医が英語論文を書くにはどうすべきか。筆者(消化器病学会専門医 他)の論文執筆に対する考え方を、様々な書籍を紹介しながら説明しています。ある意味、自己啓発要素あり。もちろん、英語論文を組み立てる上での具体的なスキルについても紹介していますし、筆者の論文を用いて考察の展開を具体的に説明するなど実用性もかなり高い内容になっています。
自分も臨床研究を行ってきました。始めた当時,臨床研究・論文作成について細かく指導してくれる先輩が身近にいたわけでもなく,amazonで参考書を買いあさるところから始めました。統計・研究手法,英語で論文を記述する方法,適切な投稿先,投稿プロセスなどわからないことばかりでしたが,インターネットなど手元で手に入れられる情報も参考に,それらの手法を試行錯誤で独学しました。この本は実践的な経験談をベースにして書かれているので,同じような境遇に置かれた臨床医兼臨床研究家にとって直接的に参考になる内容だと思います。
著者が自身の論文執筆の際に用いている思考法を、豊富な参考文献(和書)を元に紹介しています。その思考法は、研究テーマ設定に有用なビジネス思考から、テクニカルライティングのスキルに関するものまで様々です。『臨床研究と論文作成のコツ』や『「医学英語論文」がわかりりません!!』といった有名な本をいかにして消化し、実際の論文執筆に繋げたら良いかということがよくわかりました。また、Discussionの説明が論理的で、かつ著者の原著論文をそのまま引用しているため、とてもためになりました。
Amazonでの評価
星5つ中の4.5
Amazonでのレビュー数
15レビュー
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