表紙
日本語タイトル
ライフサイエンス英語類語使い分け辞典
発行年
2006年最新版発行
著者
要約
日本人が判断しにくい類語の使い分けを約15万件の論文データに基づき分析。
目次
本書について
1 本書の特徴および使い方
2 使用したデータベースとコーパス解析の方法について
単語分類リスト
第1章 動詞編
第2章 名詞編
第3章 形容詞編
第4章 副詞編
第5章 接続詞・接続語編
付録
1 WebLSDの使い方
2 コーパス解析から見た日本語と英語表現の違い
コラム
1 まともな英語論文を書くための5つの鉄則
2 日本語訳から見えてこない類語の使い分け
3 類語=同義語?
索引
ページ数
509ページ
本の言語
日本語
ターゲット層
学生(科学)
教授
原稿の種類
アブストラクト
ジャーナル論文
学術分野
科学英語
出版社
私が英語論文を書くときに使うものをご紹介しましょう。
まず第一に、関連論文。自分の論文の筋道を立てる際に大量の関連論文を読みますが、その中で、良さそうな表現があれば、どんどんいただきます。これを骨組みとします。
次に、実際に自分の英語があっているのか、どの前置詞を使えばいいのか、こういったことはGoogleまたはGoogle Scholarを英語例文辞書として活用しています(活用方法についてはそのうち書きます)。
そして、頻度はだいぶ落ちますが、時々英和辞書、和英辞書として英辞郎を使います。
これまでは、だいたいこれだけで困らなかったのですが、もともとのボキャブラリーが少ないのか、書き上げた論文を見ていると同じ動詞や表現の繰り返しになっていることが多いです。上手な人の論文は、同じことを表現するのでもいろいろな動詞や表現を駆使しています。そんなときに便利かなと思って購入したのが、「ライフサイエンス英語類語使い分け辞典」。この本、なかなか使えます。ある単語の類語が調べられるのはもちろんなのですが、単に類語がリストアップされているだけでなく、それぞれの使い分けや、使用頻度まで書かれています。そして、代表的なライフサイエンス系の論文から採択した例文が載っています。羊土社のサイトにある紙面の紹介を見ていただくとわかりやすいと思います。
今までは紙ベースの辞書はいらないやと思っていましたが、この本はお薦めです。
基礎研究の学術論文を初めて英語で書くため購入しました。もともと語彙力が豊富な方はよいですが、そうでないとどうしても単調になりがちな表現に幅ができたと思います。類語のニュアンスの違いや、受動態や能動態などの使用例ごとの論文における頻度が掲載されており、大変参考になります。索引がもう少し充実するとよいと思い、4点とさせていただきました。
日本語で検索できるようになっていますが、後ろに和・英両方の索引も付いています。
日本語ごとに、使えそうな英単語と、ニュアンスの違いが載っています。一緒によく使われる単語(コロケーション)も載っているので、文を組み立てるのに便利です。ネイティブのコーパスを基にしているので、文法は合っているけど変な表現や、日本の辞書によるニュアンスの間違いを防ぐのにも役立つと思います。
最終的には、著者も書いているように、自分の専門分野の、良く出来た論文から表現を真似て、自分なりの表現集を構築することですが。そのための大きな助けとなってくれると思います。
パラパラとめくって、拾い読みするのも面白いです。
Amazonでの評価
星5つ中の4.5
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