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アカデミック英語参考書レビュー: アクセプトされる英語医学論文を書こう!

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表紙

英語タイトル

Not available

日本語タイトル

アクセプトされる英語医学論文を書こう!

発行年

2001年最新版発行

著者

Nell L. Kennedy

要約

長年日本で英語論文の校訂・添削を手がけてきた著者による日本人向けの英語論文執筆指南書。著者の経験に基づき,論文執筆において日本人が特に苦手とする英語の弱点とその克服法をわかりやすく解説。またワークショップ方式により,演習問題を実践しながら英語論文の書き方を基礎から具体的に学べるように構成されているので,これから論文執筆を志す人にも最適。

目次

第1部 論文を書き始める前にできること

第1章 木を見て森を見ず

   1.1 この章のねらい

   1.2 受理されなかった論文を活用する

   1.3 よく尋ねられる質問

 1A できあがった自分の論文をイメージする

   1.4 最初から自分の論文の全体像を思い描く

   1.5 自己診断テスト

   1.6 不自然な英語?

   1.7 科学論文はどのような順で読むのか?

 1B 論文の枠組を決める

   1.8 最初にタイトルと概要を書く意味は?

第2章 IMRAD以外から書き始める−タイトルページ,謝辞,参考文献

   2.1 細部にわたる仕事を,最後になって大急ぎで片づけるのは禁物

 2A 投稿規定

   2.2 執筆者のための投稿規定は必読

   2.3 白紙を9枚,用意する

   2.4 9つに分けたなかで,今すぐ書き始められる部分があるか?

 2B タイトルページ

   2.5 〈タイトルページ〉のテンプレート

 2C 〈謝辞〉

   2.6 〈謝辞〉

   2.7 〈謝辞〉に使える表現を集める

 2D 〈参考文献〉

   2.8 自分の〈参考文献〉を作る

 2E 点検表

   2.9 前進するか,ぐずぐず引き延ばすか?

第2部 説得力のある論文を書くには   

第3章 〈序論〉を書く

   3.1 〈序論〉の果たす役割

   3.2 〈序論〉と〈考察〉の違い

   3.3 〈序論〉で書く内容

 3A 〈序論〉でよく使われるフレーズ

   3.4 研究目的を述べるのに役立つ表現を集める

   3.5 さらに研究が必要であるという表現を集める

 3B 〈序論〉で陥りやすい間違い

   3.6 〈序論〉の適切な長さは?

   3.7 目的を述べるときの落とし穴

   3.8 previously / recentlyに関する落とし穴

   3.9 まぎらわしい言葉の混同

   3.10 従属節の動詞の間違い

   3.11 混同しやすいペア(対語)

   3.12 日本語名の英語表記

   3.13 名称

   3.14 国際的思考へ

   3.15 微妙で難しい錯覚の落とし穴

第4章 〈材料と方法〉を書く

   4.1 〈材料と方法〉の果たす役割

   4.2 実際的そして親しみやすい構成

   4.3 〈結果〉と同じ見出しを使う

   4.4 見出しを作るためのガイドライン

   4.5 測定単位

 4A 〈材料と方法〉の内容

   4.6 読者は何を期待しているか

   4.7 動詞の時制

   4.8 内容のガイドライン

 4B 〈材料と方法〉でよく使われる表現

   4.9 言いたいことを表現するには

 4C 〈材料と方法〉での落とし穴

   4.10 間違いやすい英語表現

   4.11 客観性 対 主観性

第5章 〈結果〉を書く

   5.1 〈結果〉の果たす役割

   5.2 内容

   5.3 関連性と信頼度

   5.4 構造

   5.5 コミュニケーション能力の問題?

   5.6 自己テスト

 5A 〈結果〉でよくみられる表現

   5.7 〈結果〉で使える表現

 5B 英語トラブルスポット

   5.8 〈結果〉で繰り返される落とし穴

 5C 表(Tables)

   5.9 表の役割

   5.10 表を作る

 5D 図(Figures)

   5.11 図の効果的な使い方

   5.12 間違いやすい個所

第6章 〈考察〉を書く

   6.1 〈考察〉のねらい

   6.2 ステップ1:〈考察〉の入門

   6.3 ステップ2:中間

   6.4 ステップ3:終末部

   6.5 〈考察〉の内容

 6A 〈考察〉でよく使われる表現

   6.6 自分の研究について論じるときの表現

   6.7 他の研究者の論文について言及するときの表現

 6B 英語トラブルスポット

   6.8 〈考察〉で繰り返される落とし穴

第3部 論文の仕上げから投稿まで   

第7章 タイトルをつける

   7.1 タイトルのねらい

   7.2 よいタイトルをつけることの重要性

   7.3 よいタイトルの特徴は?

   7.4 スタイル

第8章 〈抄録〉を書く

   8.1 〈抄録〉のねらい

   8.2 優れた〈抄録〉に見られる特徴

   8.3 〈抄録〉とタイトルの違い

   8.4 動詞の時制

   8.5 内容について

第9章 添え状を書き,原稿を送る

   9.1 添え状(cover letter)のねらい

   9.2 編集長へのメッセージ

   9.3 チェックリストと形式表現

   9.4 添え状の落とし穴

   9.5 添え状の書き方

   9.6 郵送の準備

ページ数

324ページ

本の言語

日本語

ターゲット層

医学生

教授

原稿の種類

アブストラクト

ジャーナル論文

学術分野

医学英語

出版社

Medical View

読者によるレビュー

研究者によるレビュー

アクセプトされる英語医学論文を書こう!「どこに何を書くか?」について、論文の各項目で書くべき項目とそれを書くときに注意する点がそれぞれ書かれています。また、各セクションで頻用されるフレーズや多くの例文も載せてあり、何か1冊というとこの本がいいかもしれません。ワークショップ形式になっていますが、はじめて英語論文を書く人には役立つと思います。

Amazonユーザーのレビュー

論文初心者なので、書かれているほとんどすべてが知らないことだらけでした。この本を読みこむのと並行して研究室で指導していただいていますが、指導医と矛盾することは今のところ書かれていません。実践にそくした本だと思います。著者のおすすめ文章や論文が引用されています。また、単語をグルーピングして纏めていただいているので単語力がない私にはとても重宝しています。失敗例、成功例がたくさん載っているのもとても勉強になります。上級者にとっては当然な事柄をポイントで押さえている本といった印象です。あと10年は読み込むことになりそうです…

Amazonユーザーのレビュー

医学論文を初めて書く人にお勧めです。いろいろこの手の本を探しましたが、「なにからなにまで」解説してある本は意外と少なくこの本にたどり着きました。他の本を真剣には読んでいないのですが、少なくとも購入して損したとは思えない一冊です。

Amazonでの評価

星5つ中の4

Amazonでのレビュー数

11レビュー

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